講演 国際会議「World Flower Carpet 東京」でトピアリーを語る 2023年4月5日 「World Flower Carpet東京」 <東京都 八丈島> 花絵アートの国際組織「エフェメラルアート国際連盟」に加盟している世界の花絵師たちが、東京・八丈島に集結した「World Flower Carpet 東京」。国際会議や各国の花絵技術の交換会、フラワーカーペットの制作、ワークショップなど、花絵アートの成長と国際協力を目的に開催される国際イベントです。 参加国はスペイン王国、イタリア共和国、ドイツ連邦共和国、マルタ共和国、メキシコ合衆国、インド共和国、シンガポール共和国、大韓民国そして日本。 このイベントの基調講演を担当しました。お題は「時を超えて ~人と植物とのかかわり~」。 実はこの講演、「ピンチヒッターをお願いしたい」と当日の朝7時半に主催者から依頼されたもの。 開始は11時!驚きつつ即行動開始。 World Flower Carpet 東京 主催者「一般社団法人 花絵文化協会」代表理事の藤川靖彦氏 花絵師 藤川靖彦氏 国際会議は同時通訳が必要。原稿を提出し、深呼吸して登壇 国際会議の基調講演に急遽登壇した当社代表 トピアリーの概要、日本のトピアリーたち、そしてインフィオラータ同様都市緑化フェアなどのイベントで展開されるトピアリー制作の様子など、動画を交えて紹介しました。 また、特別支援学校・小学校・ボランティア団体との協業で育種から植栽、イベントへ開催へと発展させた横浜市緑区の事例を紹介し、モノだけでなく「サスティナブル」な人の交流についても話す機会をいただきました。 インフィオラータとトピアリー。 共にイタリア発祥の文化を国際会議の場で語ることができ、大きなギフトをいただいたようでした。 パネルディスカッション 午後はパネルディスカッション。テーマは「エフェメラルアートからサスティナブルアートへ」。 主催者「一般社団法人花絵文化協会」代表理事藤川靖彦氏の司会により入江のぶ子氏(東京都議会議員)、三好正人氏(一般社団法人御堂筋まちづくりネットワーク)と共に各々の立場における「サスティナブルアートへの取り組み」を語りました。 藤川氏からは東京インフィオラータ 2021 で使用した花で作った再生紙をスケッチブックにして特別支援学校に寄付した事例を紹介していただきました。同じ植物を扱う立場としてこのような取り組みができるよう、より一層協力していきたいと感じました。 左から入江のぶ子氏、藤川靖彦氏、三好正人氏、宮崎雅代 翌日に制作する花絵の材料、フリージアの花摘みも体験。 これらの花は球根を育てるために捨ててしまう花たちです。 植物アートにかかわる世界中の方々と交流・意見交換できたこと、国際イベントの場で基調講演できたことは「植物アートとサスティナブル」について深く考えることができ、充実した八丈島滞在でした。 八丈島のフリージア畑 イタリア代表と ラルフローレン銀座にポロベアのトピアリー 廃棄される花にもう一度命を咲かせよう!