品種改良と豚の饅頭
おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。
12月10日の誕生花は赤いシクラメン。
西南アジア原産で明治中期に渡来しました。
『APG牧野植物図鑑』には「温室に栽培される多年草」とあります。
確かに昔は屋内観賞用の贈答花でした。
寒さに強い屋外品種はいつ頃から販売されるようになったのでしょうか。
AIに聞いてみると…
「ガーデンシクラメンは、シクラメン・ペルシカム(Cyclamen persicum)という原種を改良して作られた園芸品種で、1996年に初めて売り出されました。」という回答。
その翌年1997年の流行語大賞に「ガーデニング」がノミネートされていますから、まさにガーデニングブームが新品種を生み出したということでしょうか。
牧野先生は「カガリビバナ・篝火花」と名付けました。
一方ヨーロッパでは豚が球根を好んで食べることから英名はsow bread(雌豚のパン)。
ここからついた別名が「ブタノマンジュウ・豚の饅頭」。
いかにも西洋的なシクラメンの別名を知った時は笑ってしまいました。
▲赤いガーデンシクラメン
▲ガーデンシクラメンが並ぶ
12月の店頭