菊・世界が学ぶ日本の技術
おはようございます。トピアリスト・topiarist宮崎です。
新宿御苑では「菊花壇展」を毎年11月1日~15日まで開催中します。
伝統的な手法による「菊アート」の数々を展示。
今年は入園ゲートの外にあるインフォメーションセンターでその技を動画で紹介。
こちらは17日(日)まで見ることができます。
もしかすると日本庭園の菊展示も17日(日)まで見ることができる、かも?
トピアリスト宮崎のお目当てはもちろん「大作花壇」。
初冬に出てくる1本の芽。
これを数百輪に増やし、整然と半円形に仕立てるのです。
その見事さといったら!
現在全国各地にみられる「千輪作り」のお手本になっている仕立てです。
「千輪作り」は台木に菊の穂を接ぎ木したものも多いのですが、皇室ゆかりの新宿御苑は接がない。
この技術はニューヨーク植物園から技術者が2年間学びに来るなど海外で高い評価を得ています。
このすごい技を日本人のあなたにも知ってもらいたい!と私は願い続けています。
▲大作り花壇
▲本当に1本から?と
みんなしゃがんでここを見ます(笑)
▲江戸菊花壇
江戸時代に発達した古典菊
開花してから花びらが変化するのが特徴
▲一文字菊
繊細な花びらの管物菊
新宿御苑独自の展示様式
「手綱植え」も必見
▲肥後菊花壇
武士の精神修行として発達
苔をはった荘厳な展示
▲新宿門の菊展示
左手にインフォメーションセンターがあります