七十二もの季節があることをあなたは知っていますか?
おはようございます。ハッピートピアリスト宮崎です。
日本には二十四の節気があることは知られていますが、
七十二もの季節があることを
あなたは知っていますか?
1872(明治5)年に「改暦の詔書」が出されるまで
日本の暮らしに親しまれてきた旧暦。
旧暦というのは、
地球が太陽の周りを1周する長さを1年とする太陽暦と、
月が新月から次の新月になるまでを一か月とする太陰暦を組み合わせた
太陰太陽歴のこと。
季節には太陽暦の1年を四等分した春夏秋冬のほかに、
二十四等分した二十四節気と、
七十二等分した七十二候(しちじゅうにこう)という
細やかな季節の移ろいまで取り入れられていました
(『日本の七十二候を楽しむ』東邦出版 白井明大著 有賀一広絵より)。
そしてもうすぐ「小満・末候 麦秋至る」。
つまり麦が熟して、収穫するころ。
実りの季節を「麦の秋」と呼びました。
新暦では5月末から6月4日ころを指します。
写真は先日通りかかった栃木県南部の麦畑。
風にまかせてゆらゆらと揺れる姿に
しばらく見とれてしまいました。
ニッポン、いいなぁ。
▲麦の穂
▲一面に広がる麦畑
ゆらゆらと揺れていました